当会は、2019年9月、精神科病院が利用者のニーズに応えて、安心して質の高い精神科医療が受けられるようにその機能と役割を検討することを目的に発足しました。
「これからの精神科病院を考える会」の基本的な考え 世話人代表 松原三郎
第4回シンポジウム開催にあたって
これまで3回のシンポジウムを開催してきました。
第1回(2019.9.28.)これからの精神科病院に求められる機能と役割
第2回(2020.10.24.)精神科病院が行う地域精神科医療のあり方
第3回(2021.5.22.)世話人による講演(齋藤正彦、松原三郎)
精神科病院の改革を目指して、年1回、時流に合わせて、精神科病院がもつ問題や疑問点などに焦点を当てて開催してきましたが、2022年では(2021年4月に報告された)神戸・神出病院での凄惨な患者虐待事件からその防止策に追われていた最中に、石川県内の「ときわ病院」で身体拘束中の患者が肺血栓塞栓症で死亡する事件で病院側が敗訴する判決が出され、安易な身体拘束への警鐘が鳴らされた。日精協会長は「精神保健指定医の裁量権を逸脱した判決である」と抗議するなど、改革への道を閉ざしてしまっている。この熱が冷めないうちにと年の瀬も押し迫った本日、「患者の人権と尊厳を守る」立場からご講演をいただいてシンポジウムを開催いたします。多数の皆様からのご意見をいただければ有難いと思っております。 松原三郎(世話人代表)
オンデマンド配信は12月19日(月)より1月末日まで配信します。